本投稿は、ロードバイクでのバイクパッキングで日本一周を行った筆者の備忘録である。全体の概要については第0話 24日間で日本一周した話-概要-を参照されたい。
雨男
朝から雨が降っていた。旅立ちの日としては最悪のパターンである。しかも、西日本には台風が接近していた。当時の天気の実況は画像のとおりである。(tenki.jpより)

台風は本州に上陸しないものの、太平洋沿いをゆっくり東に進む予報となっていた。旅の進行方向と真っ向からぶつかる。これがキャノンボールであったならば、DNSは即確定していた。だが、今回は旅である。雨に打たれながら走る日があるのは当然と言える。そのための装備も備えているのだ。しかし、気が乗らない。雨の旅立ちってしんどいな…と弱いメンタルを丸出しにしていた。実際のところ、余裕を持たせるために予備日を設定していた。その予備日を消化すればいいだけの話である。「出発を延期したい自分」と「初っ端から予備日を発動していいのだろうかと迷う自分」の間で揺らぐのであった。
出発
折衷案として、夕方の出発で調整することとした。雨脚が弱まるからであった。17:00頃、いつものスタート地点より旅を開始した。

走りなれた道からの冒険
写真の通り、この時は青空が見えていた。気分よく旅立ったのを鮮明に記憶している。明治通りを南下し、r246で厚木まで行き、コンビニストップ。ここまでは何度か走行したことのある道であり、交通量に対しても慣れていた。
ここでちょっと変わった道を通りたいと思うのは自然である。そこで、厚木より小田原に伸びる小田原厚木道路の沿線、神奈川県道63号線を走行した。非常に走りやすい路面に加え、夜の交通量は少なかった。結果、DHバーで軽快に飛ばせた。県道63号の終点はr1と合流する。r1で西進し、小田原まで走行した。

小田原を通過したのは10時過ぎだった。暗闇+小雨の箱根アタックを開始。旧道に初挑戦した。噂通り、新道よりも短く、獲得標高も少なく、物足りなさを感じた。日付が変わった頃に元箱根のコンビニに到着。休憩を挟んだ。ここで今日の行程を終了させるのが良かった。しかし、走りに物足りなさを感じていたため、三島までダウンヒルすることにした。

極寒ダウンヒル
箱根峠を超え、ダウンヒルが始まる。ここで選択を間違えたことを悟る。雨、暗闇、に加え、向かい風が吹き荒れたのだ。スローペースでのダウンヒルを強いられた。その間、雨脚は強くなる一方であった。途中で靴の中まで浸水。一気に体力を削がれた。交通が皆無だったのが不幸中の幸いである。何とか三島までのダウンヒルを終えた。体の芯から冷え、寒かった。暖かいところを求め、r1沿いの24Hファミレスに入り、暖を取ったのだった。
まとめ

| 距離 | 獲得標高 | |
|---|---|---|
| 新宿→三島 | 122㎞ | 1412m |

