本投稿は、ロードバイクでのバイクパッキングで日本一周を行った筆者の備忘録である。全体の概要については第0話 24日間で日本一周した話-概要-を参照されたい。旅の初日はバイクパッキング装備のロードバイクで日本一周したら24日間で走り切った話 第1話 最悪の旅立ちに記した。最初から読むことでより旅を楽しんでいただけるはずだ。
そんな日本一周旅の6日目の備忘録である。
全力休養タイム
前日、自転車旅勢にとって、最高すぎる交差点にて工程を終了させた(前日の動き)。前回のネカフェ泊からは、2日しか経っていなかった。しかし、想定以上の疲労感。本能が屋根を求めていた。
起床した時に屋根がある安堵感。室内の静けさ。旅をしている中で最も人権を感じる瞬間だ。だが、その満たされた気持ちは、スマホで天気予報を確認した瞬間に崩れる。午前中の雨予報である。旅を始めて6日目。1日中晴れていたのは、たった1日。流石に雨の中を出発するのも嫌になっていた。それ故、全くやる気が出ない。他方、疲労感も残っていた。このまま出発しても身体が壊れるだけだ。とそれっぽい理由をつけ、出発を見送る。この時は丸一日、行程をずらすつもりでいた。
気分屋
二度寝、三度寝を重ね、漫画を読み、時間を潰した。旅中のネカフェも一種の楽しみだ。苦に感じることなく、時間が過ぎた。
入店から20時間経過した頃、この日n度目の起床。突然、モチベーションが急上昇した。ペダル回し中毒?の禁断症状とも言える。時刻は6日目の20時。昇った太陽は既に落ちていた。それにも関わらず、無性に出発したくなる。雨も止んでいた。本能に従い、出発を決意する。
感覚狂いの始まり
21:30過ぎ、都城市を出発した。今振り返ると明らかに異常である。身体は疲労を感じない程度に回復していた。気分は上々。静かな街中を颯爽と駆けた。宮崎―鹿児島間の県境まではヒルクライム。楽しく登ったと記憶している。
暗闇の中、県境を越え、志布志湾に出た。志布志市で休憩を挟む。ここからは一旦、平坦路となる。海岸線沿いを約25km。DHバーを握りしめ、無心でペダルを回した。昨日まで苦に感じ始めていたペダリングが異常に気持ち良かった。この辺りから夜中に走り続ける事への抵抗がなくなった。感覚が狂い始めたのである。

平地区間が終わり、大隅半島に入る。ここから一気にペースが落ちる。登りに入った途端、ペダルを踏めない事に気づく。疲労感が無いだけで、実際の身体は疲れていたのだ。
ルートは、肝属グリーンロード(広域農道)であった。僕は、広域農道をインターバルロードと呼んでいる。急な坂道でアップダウンを繰り返すところが、自然とインターバルトレーニングを引き起こすからだ。その中でも、肝属グリーンロードは極悪なコースレイアウトである。南に行くに連れ、標高が上がっていく。それ故、下りで加速しても、必ず失速するのだ。みるみる疲労が蓄積していく。また、このまま夜通し走ると、日中に寝不足によるエネルギー切れを起こす懸念もあった。休憩スポットを探し始める。しかし、見つからない。公園や空き地もなく、駐車場も見当たらない。唯一テントを張れそうな場所を見つけたのが、交差点の角でラバーポールに囲まれた謎のスペース。アウトな気もしたが、この先に休憩スポットが見つかる保証もない。ここで睡眠を取ることにした。

まとめ
夜9時に出発する変態っぷりを発揮した6日目。何だかんだ90km進んでいた。進まないよりは幾分かマシだったとように思う。

| 出発地 | 目的地 | 距離 | 獲得標高 | 経過時間 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 6日目 | 宮崎県都城市 | 鹿児島県南大隅町 | 90km | 1146m | 約5時間50分 |
今回も最後まで見ていただきありがとうございます!ナイトランオンリーなので写真は少なめです笑 いよいよ7日目は、佐田岬に到達します。次回の更新もお楽しみに!


