バイクパッキング装備のロードバイクで日本一周したら24日間で走り切った話 第2話 渥美半島T.T.

乗る系 自転車

バイクパッキング装備のロードバイクで日本一周したら24日間で走り切った話 第2話 渥美半島T.T.

 本投稿は、ロードバイクでのバイクパッキングで日本一周を行った筆者の備忘録である。全体の概要については第0話 24日間で日本一周した話-概要-を参照されたい。前日の記事はバイクパッキング装備のロードバイクで日本一周した24日間で走り切った話 第1話 最悪の旅立ちをどうぞ。

早朝の出発

 9月8日の4時半頃にファミレスを出発した。24Hファミレスは、AM5時を深夜営業の区切りとしていることが多い。深夜に雨で濡れた客が来店する※という点だけで、店には相当な迷惑ということを重々承知していた。「せめて、店員さんのシフトの最後に仕事を増やさないよう、5時直前に出るのはやめよう。」と気遣ったつもりである。気持ちばかりに、座席を紙ナフキンで拭いてから退店した(ラーメン屋で机を拭く要領で)。

 ※びしょ濡れで入店する際は最低限、カッパ(ゴアテックス)を脱いで入店する。外側の衣服は、どうせ濡れるのでゴアは自転車のサドルの上でお留守番。風呂用のタオルである程度水分を拭きとるのも忘れずに。

 国道1号から離脱し、静岡県道380号を西に進んだ。いつ自転車通行禁止区間になるかわからないからである。県道380号は海沿いではあるものの、防風林がしっかりしている。非常に走りやすかった。380号の終点にてコンビニ休憩を取る。朝飯(カロリー爆弾飯)の投入である。大盛ペヤングから揚げ棒!!!これに加えてカロリーメイト1本満足などの補給を購入してロングライドに備える。休憩中は雨雲レーダーと睨めっこ。台風の影響で雨雲が現れたり消えたりを繰り返していた。可能な限り、雨に打たれないルートと休憩スポットを選定する。

カロリーは大事

さった峠

 次いで県道396号で富士川を渡り、静岡市内を目指す。県道396号の終点、由比は注意しなければならない。合流先の国道1号線は「自転車通行禁止区間」なのである。ここに到達した自転車乗りの選択肢は2つである。

  1. さった峠を登る。
  2. 歩道橋(ストリートビュー参照)を経由し、太平洋自転車道を走る。

 僕は前者を選択した。さった峠クライムである。由比宿の街並みを楽しみながらさった峠に向かった。そして、絶句する。文字通りの「激坂」が表れた。斜度がキツいのではなく、路面状況が悪い(苔)。荷物もあり、雨が降っていた状況下では、滑って落車する危険がある。手で押して登り、少し落ち着いたところで再び乗り始めた。結果として、登ってよかった。なぜならば、さった峠は東海道屈指の絶景スポットだからである。この時間は運良く晴れており、今旅のお気に入り写真を撮影することができた。ただ、富士山が雲で覆われていたのが残念であった。いつかリベンジしたい。

再びの豪雨

 さった峠を下った後は、国道1号に戻り、静岡市内を通過した。この時は晴れていて気分が最高に良かった。

静岡駅を快晴の下、通過

  交通量が多くなったな、と感じつつ国道1号を走行する。特に寄り道することもなく、静岡市内を抜けた。宇津ノ谷峠を越え、再び自転車通行禁止区間となる。国道1号を離脱し間もなく、、、土砂降りの雨に打たれた。雨雲レーダーに映らない「ステルス性雨雲」の襲来だ。これでテンションが駄々下がり。雨具を外していたので全身びしょ濡れになったのだった…

 テンションが下がっても休んでいる暇はない。フェリーの時間が迫っていたのである。ここからはタイムトライアル(T.T.)。写真を撮ることもなく、ひたすらに走った。以下が走行ルートである。

県道208号→県道381号→県道415号→県道253号→県道413号→県道261号→県道312号→国道152号→国道257号→県道316号→国道301号→浜名湖→県道417号→渥美半島に突入。

渥美半島T.T.

 渥美半島の主要道路は、豊橋方面から延びる国道259号と湖西方面から延びる国道42号の2つである。北から接近するなら国道259号、東からなら国道42号となる。自分は42号線を走行した。42号線は、アップダウンをひたすら繰り返す地形であった。下りで加速し、流れで登り切る戦法を活かす。楽しい。テンションが上がった。快調に進み、フェリーの出発時刻30分前には到着することができた。

 国道42号から伊良湖岬にアクセスする際は、最後にoリングの舗装路(写真参照)が出現するので注意が必要。最後の最後に現れるため、脚を使い切らないようにしたいところ。また、渥美本島は、国道42号に沿って渥美サイクリングロードが整備されている。次に渥美半島を訪れた際には走行したい。

oリングの舗装路

 天気に関しては、宇津ノ谷峠で雨に打たれて以降、台風一過のような天気が広がっていた。達成感と疲労感とが入り混じった中で見る絶景。最高であった。

伊勢へのワープ

 伊良湖岬から出るフェリーは、伊勢湾フェリーである。伊良湖と鳥羽を55分で結ぶ。自転車をそのまま載せる場合の料金は片道2700円、往復4860円であった。輪行袋に入れる場合は旅客運賃が適用でき片道1600円、往復2880円で乗船できる(2021年2月現在)。

 バイクパッキングは荷物の取り外しに一手間掛かるのが欠点。輪行袋に詰めるのも面倒※なのでそのまま積載し、17:40発の最終便で鳥羽に向かった。

 ※今旅の自分ルール「輪行は再起不能時の最終手段」としていた。

伊勢湾フェリー

 鳥羽に着いた。フェリー内では爆睡。日はすっかり暮れ、ナイトラン開始である。ここまで210㎞走ってきた中での残り16㎞。ちょろいと思いきや、これがひたすらに平坦で変化がなかった。そのため、非常に長く感じた。伊勢市市内に到着し、「伊勢・船江温泉 みたすの湯」にて疲れを癒し、夕食は福昇亭で炒飯を頂いた。その後、適当に野宿で就寝。2日目を終えた。

まとめ

2日目伊良湖岬まで
2日目伊勢まで
距離獲得標高
三島→伊良湖岬211km1084m
鳥羽→伊勢16km56m
合計227km1140m

今回も最後まで目を通していただきありがとうございます。次回もお楽しみ!

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