本投稿は、ロードバイクでのバイクパッキングで日本一周を行った筆者の備忘録である。全体の概要については第0話 24日間で日本一周した話-概要-を参照されたい。旅の初日はバイクパッキング装備のロードバイクで日本一周したら24日間で走り切った話 第1話 最悪の旅立ちに記した。最初から読むことでより旅を楽しんでいただけるはずだ。
伊勢参り
3日目の朝。コンビニ飯を食らう。東海限定の台湾まぜそばを食べた。普段お世話になっている台湾まぜそばのレベルの高さを思い知った。早くも日常が恋しくなる。
さてさて、伊勢といえば伊勢神宮。お参りに行くのが定番である。せっかくだから旅の無事をお願いしたいところだ。ただ、調べてみると参拝に1日をかけないと回りきれないレベルの広さ。日程に余裕のない状況で参拝するのは合理的ではなかった※。Piskoooh的自転車旅のお約束「観光は車で来たときのために取っておく」に従う。ただ、せっかく近くに来たので、内宮の鳥居で記念に1枚。境内の外からではあるが、旅の無事を祈願した。※個人的にサイクルジャージで参拝する事への抵抗感もあった。

伊勢グルメ
観光地は後回しにするが、グルメは後回しにしない。これもPiskoooh的自転車旅のお約束である。伊勢のグルメといえば、やはり「赤福」である。自転車ブロガーのつむりさんもお気に入りの「赤福かき氷」。これを目的に伊勢に寄ったと言っても過言ではない。だが、時刻は午前5時前。冷静に考えると、こんな時間からお店がやっているはずがない。旅程は詰め詰め。開店を待つことはできない。諦めきれずにリサーチ。すると、、、本店の開店が5時から!伊勢神宮の参拝が5時より可能な故、本店も5時に開店するそうだ。開凸!目的のかき氷は提供されていないものの、できたての赤福「盆」がいただける。最高だ。早朝から至福のひとときを過ごした。


3日目スタート
グルメを堪能した後、再び西進を開始。今日の目的地は紀伊半島の伊勢の反対側、和歌山県である。まずは奈良県を目指し、高見峠を登る。前日の渥美半島T.T.で脚のダメージは最高潮に達していた。そんな状態での登り道は脚に来る。重心と体重を上手くコントロールし、筋肉の出力を抑えつつ登っていく。紀伊山地は日本有数の山岳地帯。森が深く、水が綺麗。その大自然には圧倒された。進みつつ、景色を楽しんだ。僕は、こうやって「自然に還る行為」が堪らなく好きだ。

絶景との出会い
話は変わるが、僕は、旅をする時に「下調べをしすぎない」ようにしている。現代は、ネットで調べればほぼ何でも知れる時代だ。しかし、「旅」というアクティビティの中には、「知らないものを知る」という要素が入っている。だから僕はあまり下調べをしない。調べ尽くしてしまうと、その旅が「実物の確認作業」になってしまうからだ。高見峠は、「下調べしていれば何でもない景色」が「自分にとって印象深い景色」となったいい例である。
登り続けて数十km。そろそろ峠の頂上に着く頃であった。それは突然、現れた。進行方向の上部に突如として現れた橋のような人工物。進む距離と登る高さが常識の範疇を超えていた。最初は高速道路か?と思った。しかし、しばらくすると、自分を抜かした車が通るのが見えた。その途端、「あの道、絶対に景色いい!!!」と一気にテンションが上がったのを覚えている。登っていてこれほど楽しい峠は久しぶりであった。

登る高さが進む距離に見合わず戸惑ったが、それは高架に近づくことで解決した。ループとS字を描き、頂上のトンネルに接続する。地図上で見ると理解しやすい。
高架からの景色は最高だった。今まで登ってきた道を一望できる。かなり山奥まで来ていたのが確認できる(写真下)。


ダウンヒルでのミス
高見峠と越えれば、残りはダウンヒルと下り基調の平地のみ。工程は終わったも同然だ(残り約110km)。トンネルを抜け、ダウンヒルを開始する。どこで間違えたのか、今となってはわからないが、分岐で道を間違えた。道が悪くなり、気づいたときには電波の届かないところにいた。脚の疲労からして登り返すのは嫌だった。冒険心も擽られ、そのまま下り続けることを選択した。しばらくすると、神社の幟が出現した。これが立派な神社であった。付近の看板によれば、国宝的な何かに認定されているらしい。ここで小休憩。

その後は一気に下り、国道169号線沿いのコンビニで昼食を取った。見返すとスゴい量を食べている。

奈良、そして和歌山へ
再び走り出す。雨が降るとの予報だったので、雨具を装備し、出発した。五條市で道路が一時冠水するほどの豪雨に襲われた。靴が濡れ、気分が下がった。それでも和歌山県に突入したことで気分が上がり(単純なメンタル)、軽快に進んだ。橋本市の辺りを訪れるのは2度目であった。前回は2019年の春。自転車四国遍路を終え、高野山にお礼参りをする際に通過した。当時を思い出しながら走るとエモい。
特に変わったことが起きることもなく、和歌山市に到着した。きらく湯和歌山でこの日の疲れを癒やし、夕食を帛龍でいただいた。写真は、野菜たっぷりスタミナラーメン。にんにくと辛味が疲れた身体に染み、力が沸いてきた。

徳島へワープ(ハプニング有)
この日の工程は完了していた。翌日、フェリーで四国に渡る予定であった。そこでフェリーの時刻を調べる。現在20:30を回ったところ、最終便(21:40)が残っていた。用もなく和歌山にいるのももったいないので、早めに先に進むことにした。フェリー乗り場へ行き、チケットを購入。準備が整ったところでセブンティーンアイスの自販機を見つける。今日も頑張ったご褒美タイム!とルンルン気分になる。自転車を立て掛け、小銭を入れる。ボタンを押す前にアイスが出てきた。????状況が読めなかった。よく見ると立て掛けた自転車がボタンを押している…しかも食わず嫌いをしていたチョコミント味。物は試し!と食べて見たが自分にはダメだった。2個目を購入し、口直し。短時間であっても、自転車を自販機に立て掛けるのはやめよう(戒め)。

そうこうしている内に、フェリーの出発時刻が近づく。ターミナルへ移動した。夜の船も照明が当たり、良い感じに見える。

出発から2時間後、徳島に上陸。追加で10kmほど走り、この日の宿、快活クラブ徳島蔵本店に到着。この日の工程を終えた。モバイルバッテリー等々を充電器に差し込み、気を失うように就寝したのだった。
まとめ


| 出発地 | 目的地 | 距離 | 獲得標高 | 経過時間 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 3日目 | 三重県伊勢市 | 徳島県徳島市 | 210km | 1337m | 約16時間40分 |
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。次回、四国横断!お楽しみに。


